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2023年5月27日 デビュー70周年記念 深沢亮子 ピアノ・リサイタル(東京文化会館 小ホール)

5月27日(土)午後 東京文化会館小ホールに於いて、私の「デビュー70周年記念ピアノ・リサイタル2023」を行いお陰様で大変盛会のうちに終わりホッとしております。
共演者の方は、瀬川祥子さん(Vn)、安達真理さん(Va)、笹沼樹さん(Vc)、大槻健さん( Cb)、皆さん素晴らしい才能を持った方々です。それに私達は10年位前からいろいろなコンサートで度々一緒に共演しておりましたのでお互いに気心が知れており、演奏していてとても楽しかったです。フンメルとシューベルト「鱒」 ピアノ五重奏曲と言うプログラムの組み合わせも良かったのでしょう。

ここ3年間はコロナ禍で、私達も聴衆の方々も自由を奪われておりましたが、今回はお客様も解放され明るい気持ちで楽しみ乍ら聴いて下さった事が、拍手の様子やブラーボーの声が良く分かり、会場の熱気に驚いた程でした。座席は殆ど満杯で、お客様も都内近郊の方ばかりでなく、九州や関西、東北等からも遠方より大勢の方が御来聴下さいました。終演後は久しぶりに多くの方々にお会いでき「感動で涙がこぼれて止まりませんでした」と言うお言葉や、後からお手紙等沢山頂き私も嬉しく演奏家冥利に尽きると言う事でした。

アンコールには「鱒」の4楽章を演奏しましたが拍手が鳴り止まず、私のソロで、シューベルトがウィーンの郊外アンツェンブルッグのお城で作曲した私の大好きなワルツ2曲と「楽興の時」より一番有名なN r.3を弾かせて頂きました。まだまだ長く拍手が続き、私達は何度もステージへ上がりました。これからも元気で少しでも皆様に喜んで頂ける様な演奏が出来ます事を願っております。

共演:瀬川祥子(Vn)、安達真理(Va)、笹沼樹(Vc)、大槻健(Cb)
プログラム:フンメル、シューベルト〈鱒〉ピアノ五重奏曲
満席の会場が熱気に包まれ、アンコールはシューベルト作品を演奏。


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